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    「東島毅展─そらにいく」

    会期:2025年11月11日(火)〜29日(土)
    開廊時間:12:00〜19:00
    ※最終日は18:00まで
    ※月曜休廊

    オープニングレセプション
    11月15日(土)
    17:00〜19:00


    このたび gallery La Chicca では、東島毅による個展「東島毅展──そらにいく」を開催いたします。

    展覧会開催にあたり、突然の依頼にもかかわらず、東島は快く応じてくれました。
    限られた時間の中であっても「今、ここで何かを作ってみたい」と語り、たとえ失敗があっても実験的に進めながら、自身の表現をもう一度確かめたいという思いで臨んでいます。

    今回の制作にあたって、彼が掲げるキーワードは「突発的な出来事」と「工事中」です。
    work in progress──未完であることの美しさ。
    それらはやがて「色」へと結びつき、最終的には「浄化し、空へと向かっていく」イメージへと昇華されていくといいます。
    近年の背景から生まれる現象を、内省的で小さな空間の中に留め、凝縮させるように作品化していく──その姿勢に、東島の現在地が見て取れます。

    東島はこれまで、絵画作品はもちろんのこと、立体・陶・空間構成など、多様なアプローチで実験的な作品を展開してきました。
    今回、京都の親密な空間で行う展示に対しても、チャレンジングで新鮮な提案をしています。
    いくつかの要素を同時に動かしながら、限られた時間の中で生まれる現象を「物理的な塊」としてとどめることに強い関心を示しており、それはこれまでの試みの延長でありながら、「今」という時間を起点に見つめ直す行為でもあります。

    彼の作品には、しばしば一点から周囲全体を見渡すような視点が内包されています。
    長い時間を経て初めて見えてくるもの──その感覚こそが彼の持ち味です。
    今回の展示でも、「この瞬間に確かな一点を築く」ことを大切にしながら、その先へ向かう可能性を探っています。

    東島は語ります。

    「そらにいく──特定の宗教的イメージではなく、ただそこに“動き”があり、光が差し込み、過去と未来が入り混じる場所。その混ざり合いの中から、やすらぎや愛が生まれる瞬間を感じたい。」

    傷と光が重なり合うその一瞬に、彼は希望のようなものを見出しています。

    短い会期ではありますが、この試みがどのような形になるのか、私たち自身も楽しみにしています。「どうなってもいい、そういうものだから」と彼は笑いました。
    実験的でありながらも清々しい時間が、この秋、新しいギャラリー空間に生まれます。

    皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

    (text by TH)