
group exhibition
「刻まれる時間」
会期:2025年12月2日(火)〜20日(土)
開廊時間:12:00〜19:00
※最終日は18:00まで
※月曜休廊
オープニングレセプション
12月6日(土)
17:00〜19:00
本展は、物質的な痕跡を介して⼈間の⾝体性や無意識の領域を探る⼆⼈の作家を紹介いたします。
⼤⻄くるみは、絵具の積層、線の運動、削り出しといった複合的な技法を通じて、偶然性と即興性を内包する絵画を構築します。植物の有機的な動きに着想を得た線は、重⼒や⾝体のリズムを背後に持ちながら画⾯上で増殖し、拮抗する⼒学によって独⾃の有機的空間を⽣成します。そこには時間性や映像性が内在し、鑑賞者に⾃らの⾝体感覚を意識させます。
⼀⽅、陳憶誠は、⽊版画という間接的な表現のメディアを⽤い、ユング⼼理学における「原型」の概念を参照しながら、意識と無意識の関係を探求しています。版⽊を矩形の基盤に沿って彫り進める反復的な動作は、作家⾃⾝を無意識状態へと導く⾏為であり、完成した作品は鑑賞者の普遍的無意識をも触発する可能性を持ちます。ここでは、制作のプロセスそのものが「無意識の原型」を顕在化する装置となっています。
本展において、痕跡は単なる造形要素にとどまらず、⾝体と意識の境界を往還する媒体として機能しています。絵画と版画という異なるメディアを通じて、⼆⼈の作家は⼈間という存在が物質性と⼼理性の双⽅に根差していることを提⽰しています。




